鹿を ”ツナグ” 展示会

ツナグ

2023年2月11日 東京赤坂にて

< シカについて >

現在、日本ではシカが増えすぎて森林や畑を荒らすため

人間活動に害をもたらす害獣として認識されており

生態系の保全のため年間数十万頭ものシカが駆除されている。

頭数管理をしなければ、森林被害が拡大しシカ自体や森、
森全体の生態系が崩れてしまう。

駆除されたシカの約9割は有効活用されずに廃棄されている。

その費用には私たちが払った税金が使われている。

シカ肉を食べシカ革製品を使用することは、廃棄されるシカを減らす、
命を繋ぐサイクルとなる。

room1
鹿革細工を作る

レザーのカシミアと呼ばれ、動物革の中でも高品質の鹿革。

 皮膚を構成する繊維が細かく、その極細の繊維がコラーゲンに絡み合っているため、
柔らかく・軽く・強靭で・保湿性が高く・通気性も高く・劣化しづらいという万能な特徴を持つ。

その鹿革で革細工を自由に制作できる空間。

鹿革細工
鹿革細工
鹿革細工
鹿革のパンフレット
鹿の角
手作り鹿革のパンフレット

エゾ鹿革を少しも無駄にしないように、
そしてエゾ鹿の現状を知っていただくために、
北海道北見市の就労支援事業所エスポワール北見の利用者の方々が
想いを込めて作った、世界にたった一つだけのエゾ鹿革パンフレット。

room 2
鹿肉を食す

狩猟から2時間以内の新鮮なうちに処理し、しっかりと熟成させた鹿肉。
濃厚で甘みのある鹿肉をシェフが料理。

生演奏と共に鹿肉を堪能できる空間。

鹿肉料理
鹿肉料理の部屋
ピザ
鹿のアバラ
焙煎士 藤井
鹿肉ジビエ
シカの粕汁
シカの粕汁

room 3
鹿のいない世界

木の皮を食べ、農作物を食べ荒らす鹿。

森から木がなくなり、植物もなくなるとそこにはどのような世界が待っているのか。

映像で感じる空間。

鹿の現状
鹿の映像の部屋
エゾ鹿-狩猟後
この世の果て

room 4
鹿の再誕

害獣として駆除され、その約9割はごみとして無駄に捨てられている。

肉は我々の血肉となり、皮は生活を豊かにしてくれる。

私たちの目的、それは廃棄される鹿を減らし、命を繋ぐサイクルを作ることである。

鹿のごみ箱
ごみとして捨てられている鹿
美しい鹿革
鹿の再誕